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思い出話・雑談

【人気のセ、実力のパ】2023年交流戦もパ・リーグが勝越し

2023年交流戦優勝はDeNA、勝越しはパ・リーグ

昭和の時代、人気も実力もセ・リーグの方が上だった

ども。MK団2代目団長マタンキ角南です。

団長は子どもの頃から野球が好きでした。

どこの球団のファンかと聞かれればもちろん巨人です。

団長が子どもの頃は毎日のようにテレビで巨人戦が放送され、そして球場は毎試合満員御礼。

そんなセ・リーグは華々しいのに、パ・リーグの球場はいつもガラガラ。

ですがそこでよく言われていたのが人気のセ・リーグ、実力のパ・リーグでした。

人気では巨人のいるセ・リーグに負けているが、野球の実力はパリーグの方が上だ!

ウソです。

昭和の時代、人気も実力もセリーグの方が上でした。

「実力のパ」なんて「パリーグは本気出してないだけ」みたいな言い訳です。

そもそも日本シリーズでは圧倒的にセ・リーグ(というか巨人)が勝っているんですから。

みんな口では「実力のパ」などと言いながらも、心の中では「実力もセ・リーグの方が上」と思ってました。

あれ?やっぱりパ・リーグの方が強かった

パ・リーグ消滅の危機(2004年)

いつもガラガラだったパ・リーグの球団。

特に大阪を拠点としていた関西私鉄グループの阪急、南海、近鉄の試合はいつもガラガラでした。

2リーグ分裂時、阪神タイガースももともとはパ・リーグに編入されるはずだったのですが、うまくセ・リーグに入り込みました。

おかげで巨人と並ぶ人気球団になれました。

阪急、南海は1988年に身売りされましたが、近鉄バファローズは経営難で2004年で解散することとなりました

交流戦で明らかになった、実力のパ・リーグ

その打開策の一つとして15年前からセ・リーグとパ・リーグの交流戦が行われるようになりました。

しかし2005年から交流戦が始まってみてわかったことは、本当に実力のパ・リーグだったのです。

交流戦通算成績 (2023年まで)

1 パ 福岡 239勝151敗18分 .613
2 パ 千葉 209勝182敗17分 .535
3 パ 日公 211勝186敗11分 .532
4 セ 読売 207勝189敗12分 .523 
5 パ 檻牛 204勝193敗11分 .514
6 パ 西武 199勝198敗11分 .501

7 セ 阪神 195勝199敗14分 .495
8 セ 中日 194勝201敗13分 .491
9 セ ヤク 192勝208敗8分 .480
10パ 東北 192勝212敗5分 .474
11セ 広島 168勝229敗11分 .423
12セ 横浜 166勝227敗15分 .422

いやもう、18年やって15回パの勝ち越し。13回がパ・リーグ球団の優勝。

パ・リーグが強いんじゃない、セ・リーグ5球団が弱すぎるんだ

弱い理由はDHや球場の広さじゃない

なぜこんなに差があるのか?

世間でよく言われるパリーグが強い理由のひとつがDH制

投手が打席に入らなくていいから打線が強力になる、投手は常日頃強力打線を相手にしてるからレベルが上がるという説。

もう1つはパ・リーグは球場が広いため、打者も守備もレベルが上がるという説。

本当か?

どちらももっともらしく聞こえるけど何だかイマイチすっきりしない。

DH制→投手のレベルアップ

広い球場→打者と守備のレベルアップ

これらの影響が0とは言わないけれど

他に何かもっとこう大きく違う別の要素があるんじゃないだろうか?

団長は野球は素人ですが、それでもファンとして見る目だけはそこそこ肥えてるつもりです。

どうしても普段見ているセ・リーグと、交流戦のパ・リーグとの試合を見比べて、そこまでレベルに差があるようには思えないのです。

ここでひとつの事実に気がつきました。

交流戦でもセ・リーグで巨人だけは勝っていることです。

球場の広さが野球のレベルに関係するなら、巨人はカラクリドームと言われる、狭い東京ドームを本拠地としています(なのに交流戦2回優勝)。

広い球場で強くなるなら、昔から甲子園を使ってる阪神最強じゃないでしょうか?

セ・リーグが弱い理由は巨人という特殊なチームのせい

そこで団長はある仮説を立て、今年は巨人戦以外の交流戦も観戦することにしました。

ん、なんかおかしいぞ……?

いつものセ5球団の野球じゃ無い。

積極的に次の塁を狙わない、気の抜けた走塁。

どこかしら集中力の欠いた守備。

そして試合のビハインド展開での諦めの早さ。

おまえら普段巨人とやるときは親の仇みたいに全力で挑みかかってくるのに、パ・リーグ相手だとこんな塩っぱい試合してたのか?

いや実は普段からセ5球団は巨人戦以外は全力で戦っていなかったんでは?

謎はすべて解けた!

わかったことはセ5球団は、団長が普段見てきたのとは全然違うレベルの低い試合をしているということでした。

これはセ・リーグだけの巨人という特別なチームのせいなのです。

どの球団も優勝を目指してペナントレースを戦います。

セ・リーグ5球団も一応建て前はそうですが、心の奥底に

巨人にさえ勝てば他はどうでもいい

という意識がどこかにあるのです。

「V9時代ならともかく今どきw」と思うかもしれないが間違いなくあります。

実際、ファンも「優勝しなくてもいいからとにかく巨人にだけは勝て」と公言する人は多いのです。

球団応援歌でも、非公式ながら「くたばれ讀賣」と歌われたり。

最終的には贔屓球団の勝利よりも、巨人の負けの方が嬉しかったりするのです。

巨人とセ5球団の関係を日本と韓国に置き換えると本質が見えてきます。

とにかく他のどの国に負けてもいいから日本にだけは勝てというアレです。

野球で日本と韓国では、日本の方が1ランク上なのに、いざ国際試合となるとなぜか韓国は互角か、時にはそれ以上戦いをしてきます。

韓国は普段の実力の3割増しぐらいの力で日本に向かってきてるのです。

日韓戦しか見たことない人は「韓国野球は日本と互角かそれ以上」と勘違いしてもおかしくないでしょう。

それと同じでセ5球団は巨人戦に焦点を絞り、選手たちもそこに体調をピークに持ってきてたのです。

団長がセ・リーグ5球団とパ・リーグ6球団に、そんなに実力差が無いと錯覚したのは、巨人相手の時だけ実力3割増しのセ5球団の試合しか見ていなかったからということだったのです。

【結論】セ・リーグは本気出していないだけ

とにかく巨人にさえ勝てばあとはどうでもいいという戦い方を何十年もしてきたため、そういう野球が染み付いてしまったのです。

長年巨人は他球団から目の敵にされ、鍛えられ強くなった。

真面目に野球をしてきたパ・リーグは強くなった。

セ・リーグ5球団は塩っぱい体質が染み付いて強くならなかった。

異論は受け付けます。

それでは今日はこの辺で。マタンキ

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