ども。MK団2代目団長マタンキ角南です。
長年ジャンプで連載されてきた「こちら葛飾区亀有公園前派出所」が終わりました。
連載が始まったのは団長が小学校6年生のときです。
ちょうどスーパーカーブーム真っ盛りの時でした。
第1話とされている作品は、実は新人賞の入選作で掲載された物です。
当時ジャンプではストーリーマンガの手塚賞、ギャグマンガの赤塚賞、そしてもうひとつの新人賞がありました。
3大○○で思い出せない3つ目の賞ですw
でも便利な世の中になりました。
検索したら「月例ヤングジャンプ賞入選作品」とありました。
初めて読んだときはあまりのおもしろさにジャンプを抱えて大笑いしてましたね。
さすがあの人気マンガ、がきデカの作者山上たつひこです。
団長はジャンプしか読んでなかったんでチャンピオン連載のがきデカはコミックス立ち読みだけでした。
なんかちょっと絵やストーリーの雰囲気は違うけど、おもしろいんだからまあいいや。
あんな人気漫画家でもジャンプに載るには新人と同じ扱いなんだ。
これってジャンプがすごいのか、作者がものすごく謙虚なのか。
しっかし長いタイトルですね。
こちらかつしかくかめありこうえんまえはしゅつしょ
覚えるだけで大変です。
略そう。派出所がいいかな。あ、でも「はしゅつしょ」ってちょっと発音し難いし、聞いた方もマンガのタイトルなのか何なのかわかり難い。
よしこちらカツシカクでいいや。以下こちらカツシカクで。
昔はこんな絵柄だったんですね。
ネットで見つけたんですが、いまはセリフとか表現が多少改変されているんですね。
ぶっ殺すぞ→おこるぞ
てめえみてえな百姓→てめえみてえなやつ
新潟で米でも作ってろ→まったくもう
なるほど。
大人になった今読み返すと、絶対昔のバージョンの方が毒が効いていておもしろいですが、多分子どもの頃はそんな微妙なニュアンスは理解してなかったと思います。
地方から上京してきて、おまわりさんに道を尋ねたら理不尽に怒られた
子どもの頃はここが笑いのツボだったんです。
改変でつまらなくなったと思うのは読者が大人になってちょっと強めの毒を求めだしたんです。
ジャンプの読者層を考えたら細部に変な毒を効かすより、こちらの方がいいんじゃないでしょうか。
こち亀じゃなくて包丁人味平でですが、毒を抜いてしまって意味が通らなくなった話もあります。
大吉が自慢のウンチク知識を披露し感心されるシーン。もともとは
物知りの大吉のことを「あんた中卒だろう」と、なかなか毒の効いた褒めかたをしますが
大卒のただの秀才にしてしまいました。
団長は中1の夏ぐらいでジャンプの定期購読を卒業しました。
なので週刊でこちら葛飾区を読んでいたのは4巻ぐらいまでかな。
大学生になってもジャンプ読んでいた友だちもいたけどこちら葛飾区はいつ読んでも安定のおもしろさがありました。
ネットでは「○○巻まではおもしろかったが、その後は……」って意見があふれかえってますが、人によっておもしろかった時期というのは、それはやっぱり自分がリアルで読んでいた時期ですよ。
なので団長の場合はペンネームが本名の秋本治に変わるまで。本当に初期のころ。
秋本先生、もとい山止たつひこ先生、本当に長い間お疲れさまでした。
それでは今日はこの辺で。マタンキ