ども。MK団2代目団長マタンキ角南です。
大人になってから今まで子どもの頃に見たアニメや特撮がいくつもリメイクされました。
しかしだいたいそれらには思い出補正がかかっていて「昔の方が面白かったなあ」と思えてしまう作品がほとんどです。
特にアニメを実写化したガッチャマンとかキャシャーンとかヤマトとかデビルマンとかデビルマンとかデビルマンとかキューティハニーはもう見てらんない。
アニメ→リメイクアニメ=◎
アニメ→実写化=×××
特撮→リメイク特撮=微妙だが作品次第では化ける
アニメ→実写化は無謀で駄作が多いけど、でも特撮→21世期の新解釈と最新技術CG使いまくりのリメイクは、まれに良い作品があるのです
キカイダーREBOOTなんかまあまあおもしろかった。
中でも団長がおすすめするのは、2011年にリメイク版が映画として作られた 電人ザボーガー です。
それにしても何故ザボーガー?
ガッチャマン、キャシャーン、デビルマン……
これらは世代が違って作品を見てなくても日本人なら誰でも名前ぐらいは知ってる有名作品。
しかしこのザボーガーは我々ドンピシャ世代でもちょっと?と言った感じのマイナー作品です。
なぜなら掲載していた雑誌も小学館でも講談社でもなく、秋田書店の冒険王。
制作会社が東映でもなく円谷でもなくピープロダクション。
原作者も永井豪でも石ノ森章太郎でなく、うしおそうじ。
なにもかもがマイナー、いやマニアック
放送していたのは土曜日夜7時のフジテレビ系でなんとゴールデンタイムだけど、なぜか団長も見てなかった。
なぜだ、なぜなんだーーー?
裏でど根性ガエルやってたからだあ!
ほんと昔は子供番組がかぶりまくってたなあ
「基本的に旧作の再現を目指している。特殊造形監督の西村喜廣は「当時のスタッフがやりたかったであろう造形」を意識し、VFXスーパーバイザーの鹿角剛司は「自身が子供の頃に感じたカッコ良さ」の再現を目指したとしている。旧作のファンであった監督の井口は本作品について、オリジナルの『電人ザボーガー』を観ていた世代が立ち上がる気持ちになる映画を目指したとしている」Wikiより
こういうのでいいんだよ、こういうので
何も小難しい設定とか新しい話とか作らなくて良いの。
当時やりたくても出来なかったことを最新の技術でやればいいだけなんだよ
上映時、団長はこれを映画館で見てました
オリジナルを見ていたおっさん世代(40代以上)ばかりが見にきてるかと思っていたら、なぜか30歳ぐらいのお父さんと息子さん(幼稚園か小1ぐらい?)がいました。
お父さんもザボーガーにそんなに思い入れがある世代には思えないし、子どももザボーガーなんて知らんやろ。
仮面ライダーやウルトラマンみたいな特撮ヒーロー映画と思って見にきたのか!?
だとしたらこれはあかん
さっきは最高におもしろいと言ったけど、これは絶対子どもが見たらあかん映画です。
もう主人公の大門豊とミス・ボーグ(敵の女幹部)が恋仲になり、まだそれぐらいなら良いけど、映画の中では画面がピンクになってあ〜〜〜〜ん❤️な声を出してしまうのです
だから新設定とかいらないとあれほど……
もちろんモロに裸になるようなシーンはなく、大人なら笑えるシーンですが、子どもが一緒となると話は別です
もう他人事ながら冷や冷やしてましたよ
映画のテロップにはすでに故人となられていた原作者のうしおそうじ先生と大門豊役の山口暁さんへの追悼文がありました。
劇中で主題歌もオリジナル子門真人が使われていたりして、前作へのリスペクトが半端ない良い作品です。
冒険王で漫画を描いていたのはあの一峰大二(かずみね だいじ)先生
ウルトラマン、ウルトラセブンといった円谷作品。スペクトルマン、ライオン丸、そして電人ザボーガーのピープロ作品のコミカライズ漫画家のレジェンドです。
一峰大二先生のご冥福を祈ります。
漫画家の一峰大二(かずみね・だいじ)さん(本名・寺田国治=てらだ・くにはる)が11月27日午後8時4分、脳出血と大葉性肺炎のために埼玉県所沢市の病院で死去した、84歳。