ども。MK団2代目団長、マタンキ角南です。
子どもの頃団長が大好きだったアニメがまたリメイクされます。
今度はタイガーマスクです。
伝説の名作『タイガーマスク』が新たにTVアニメ化! 光と影のタイガーが登場!?
<STORY>
復活したプロレス界の裏組織・虎の穴に、2人の若きレスラーが立ち向かう。彼らが共に育ったプロレス道場は、虎の穴に潰されていた。1人は富士の裾野にある伊達直人が残した特訓施設と虎のマスクを引き継ぐ。もう1人はあえて虎の穴に入り、熾烈な競争を勝ち抜き、漆黒の虎のマスクを手にする。光の道を歩むタイガーマスクと、影の道を歩むタイガーザダーク。2人はお互いの素顔を知らない―。リング上では天敵だが、目的は同じ。「虎の穴を潰せ!」
ちょうど昔のアニメタイガーマスクを見直している最中だったのでものすごくタイムリーです。
今度も敵組織は虎の穴なんですね。
放送が楽しみです。
さてその作品の中に出てくる悪役プロレスラー養成機関「虎の穴」
世界中から貧しい環境にある子どもたちを集め、過酷なトレーニングで悪役プロレスラーに育てていく組織です。
トレーニングは地獄そのもので悪役プロレスラーになれるのは10人に1人。
脱落者は死亡、もしくは廃人。
悪役プロレスラーになれても、その後は一生ファイトマネーの50%を虎の穴に納めなければならない。
この鉄の掟を破ったものは虎の穴からの刺客によりリング上で殺される運命にある。
な、なんて恐ろしい悪の組織だ。
そんな組織を裏切ってまで恵まれない孤児たちのために戦うタイガーマスクはまさに孤高のヒーローだ!
そんなふうに考えていた時期がオレにもありました。
虎の穴って悪役プロレスラー職業訓練学校と考えれば、すごく良心的で優秀な組織じゃね?
貧しい環境=ハングリー精神旺盛な子どもをスカウト(多少強引ではあるが誘拐や拉致といった犯罪は犯していない)し、子どもの頃からプロレスラーとしてトレーニングを積ませる。
トレーニングメニューはハードだが、将来的にはプロの悪役レスラーとして、なんと10人に1人がデビューし活躍出来るという超優秀なコーチ陣。
ここまで費用はなんと無料!
いうならば出世してからの後払い。
デビューしてからはファイトマネーの50%を納めるだけで残りは全て本人。
これを吉本NSC(吉本興業のお笑い芸人養成学校)と比較すると
学費は年間100万円。
にも関わらず、生徒の半数以上は途中で学校に来なくなる。
プロの芸人としてテレビに出るところまで行くのは千人に1人(1組)以下。
その後もテレビに出続けれられるのはさらにわずかな人数になる。
芸人としてのギャラの90%が吉本の取り分。
そして何より決定的違いは、ギャラや待遇が不満で独立したら確実に仕事を干しにかかります。
プロレスラーらしくリングで決着をつけようとする虎の穴を見習って欲しいです。
子どもの頃から育ててもらって大金を稼げるようになったら、あっさり虎の穴を裏切ったタイガーマスク。
孤児たちのためにお金を使った?
いやいや、使い道なんて関係ないです。
やってることはギャラの持ち逃げですから。
そう考えると恩知らずのひどいやつです。
新作アニメでは虎の穴はどういう風に描かれるんでしょう?
やっぱり極悪非道の悪の組織なのかなあ。
それでは今日はこのへんで。マタンキ