ども、MK団2代目団長マタンキ角南です。
仮面ライダーグッズが大量売れ残りだって?
カゴに山積みされた仮面ライダー商品を見ると我々世代は仮面ライダースナックを思い出します。
知らない世代の人に簡単に言うと、今からちょうど50年前、仮面ライダースナックというスナック菓子が発売されたのですが、当時の子どもたちはお目当てはオマケの仮面ライダーカード。
お菓子の方はゴミとして食べずに捨ててしまって、当時は社会問題となったのです。
今で言うならAKBの握手券目当てで聞きもしないCDを何百枚も購入して、CDはゴミとして捨てるようなもんですね。
うちの近所の駄菓子屋のおばちゃんが怒って
「食べ物捨てたらあかん!捨てるんやったら返して」
と言って返ってきたスナックだけを別のカゴに山積みしそれを5円で再販してましたw
今だったらそれはそれで問題な気もしますが(苦笑)それよりもおばちゃんは食べ物を捨てるという行為が許せなかったのですから、これは良いことだと思います。
さて当時小学生で仮面ライダー大好きだった団長はと言うと、もちろん仮面ライダースナックを買ってライダーカードを集めていた!
と思いかもしれませんが、実はライダーカードには全く興味ありませんでした。
当時団長が集めていたのは切手でした。
仮面ライダーカードを集めるなんて幼稚な子どものすることだ(ちなみに当時小学2年生)と、ちょっとバカにしていましたね。
お小遣いを貯めて記念切手をコレクションしてました。
写楽とかビードロとか、高い記念切手を小遣い叩いて買いましたよ。
すごいでしょ、この写楽という十円の切手が当時(50年前)で3500円ぐらいでした。
こちらのビードロは4000円です。
見返り美人とかは1万円以上してこれはとてもじゃないけど高くて買えませんでした。
しかもこれだけにとどまらず、次々と発売される記念切手を小遣いやお年玉はたいて買いまくってました。
もともと収集癖があるオタクなのでこうなるととにかく集めないと気が済まないのです。
そして
これらの切手は必ず将来値上がりする!
と信じてました。
はい、詐欺師の儲け話に簡単に引っかかるタイプです。
先ほどビードロは4000円と書きましたが、この価格が謎で、当時の切手カタログには市販価格というよくわからない謎の価格表示がしてありました。
市販価格4000円というのはデパートなどで買うとこの価格、いわゆる定価と思ってください。
しかし実際は切手専門店に行くとこれの6割から半額ぐらい価格で買えるのです。
なにこの胡散臭さ。
でもそんなことを子どもは不思議に思わない。
4000円の切手がその店に行くと2000円で買えるんだ!
となるとその店まで足を運んで買うのですよ、アホだからw
電車に乗って隣町の記念切手屋さんまで行きましたね。
そんな思いをして買った切手ですが、値上がりなんかするはずありません。
確かに切手集めがブームになる前の、初期の記念切手なら発行枚数も少なく希少価値が高いです。
ですがもうこの後に発売される記念切手は何百万枚何千万枚も刷られ、値打ちなんか全くありません。
何でもそうですがブームになってから初めてももう後発です、遅いのです。
全財産はたいて切手を集めるというアホな子どもでしたが、良い人生勉強になったと思ってます。
そして当時は幼稚だと馬鹿にしていた仮面ライダーカード。
現在メルカリではダブルライダーのレアカードが数万円もしたり、もし良好な保存状態でコンプリートしていたらン十万の値がついてたりします。
今でも同い年の従兄弟と会うと
「あの時オレたちは仮面ライダーカードを集めておくべきだったよなあ⤵️」
と言ってます。
お金を出すときは、儲け話や欲じゃなく、純粋にそれが欲しいのか、自分にとって価値があるものかが大事だと思います。
子どものうちに本当に良い人生勉強になりました。
それでは今日はこの辺で。マタンキ