ども。MK団2代目団長マタンキ角南です。
中学高校の時に団長の心を熱くさせたものがプロレスをはじめとする格闘技です。
まあ男の子だったら誰もが一度は憧れる最強という言葉に心がときめきましたw
そんな中で当時最も熱かった漫画が梶原一騎原作の四角いジャングル
最初は赤星潮という青年空手家のアメリカ武者修行話だったのが、いつの間にか主人公が熊殺しウィリー・ウィリアムスに入れ替わり、極真空手vsプロレスの虚実入り混じったドキュメンタリー物に変わってしまった漫画です。
当時もろに影響を受けて「地上最強の空手」とかを映画館に観に行ったりもしましたよ。
映画を見た感想は、本当の、本当の、本当の、ほんとう〜〜〜〜のこというと
?
でしたが、それでも純粋な角南少年は
「いや、すごい映画だった!やっぱ空手最強!!」
と言ってました。いや自分に言い聞かせてました。
なにしろ
この動画が
とまあ、頭の中ではこんな感じで再生されていました。
ええ、カルト宗教とかに簡単にひっかかるタイプです
ほんと思い込みとは恐ろしい。
この頃、近所の公園に極真の練習生募集の看板がかけられました。
見学してみたいなあ……
場合によっては入門したいなあ……
看板あるけど、一体どこに道場があるんだろう?
と思っていたら!
その公園が練習場でした。
いわゆる青空道場です。
自分より少し下ぐらいの中学生と小学生、2人入門したようです。
どんな稽古だったかというと
10m〜ぐらいの坂道ダッシュ。
そして戻ってきたら先生(師範?)の前で押忍!
これの繰り返し。
ずっと見ているのもアレなんで30分ほどその辺ぶらぶらして戻ってきたら、まだ坂道ダッシュしてました。
基礎体力作りで延々と坂道ダッシュ!?
結局練習90分、ず〜〜〜っと坂道ダッシュでした。
恐るべし極真カラテ!
絶対自分には無理です。
家でゴロゴロ妄想するのが好きな子どもでしたからw
こんな厳しい修行とかは無理です。
1、2回でこの子達はやめて青空道場はめでたく中止になりました。
話を戻して。
猪木対ウィリーの裏話とかはもうあちこちで書かれすぎて、今さらここでまとめる気はありませんが、そんな中で団長が一番好きな話は、真樹日佐夫の本で読んだエピソードです。
「猪木といえばプロレス界のスーパースター。女優を妻に持ち、高級車に乗り、豪邸に住んでいる。
そんな猪木に位負けしないようにと、梶原が身銭を切って何十万もするスーツを何着も作らせ、毎晩のように銀座に連れ出しては高級店で食事させていた。
アメリカから大山茂らが来てウィリーと並んだ時は、師である大山らが貧相に見えた」
という、いわば芝居でいう役作り
たしかに超金持ちのプロと、その辺のガタイが良いだけの素人が、大勢の観客の前で正面から対峙したら、戦う前にで勝負がついてますわ。
単に選手や試合をブッキングするだけでなく、きちんと作品として仕上げようとする梶原一騎は、やっぱり一流プロモーターでした。
熊殺しウィリーウィリアムスさん(67)死去。ご冥福を祈ります。