ども。MK団2代目団長、マタンキ角南です。
テレビ界最大のタブーにヤラセというのがあります。
台本の無いクイズ番組やドキュメンタリーで、視聴者が
「こうならないかなあ」「なったらおもしろいのになあ」
という場面で必ずそうなることです。
稽古も打ち合わせもしてないはずなのに何故かそうなるのです。
この演出と言う名のヤラセを日本のテレビに持ち込んだのは大橋巨泉さんです。
団長が子どもの頃よく見ていた大橋巨泉さんの番組と言えばクイズダービー。
「はらたいらさんに3000点」「倍率ドン!さらに倍!!」
番組を見たことのない、今の若い世代の人たちでもこの台詞は聞いたことがあるでしょうw
問題を答えるクイズ番組ではなく、誰が正解するかを当てる番組なのです。
1番組内8問のクイズ問題を、それぞれ誰が正解するかを賭けていき、10万点になれば勝ちというクイズゲームです。
団長は毎週このクイズダービーを見ていて、こう賭けていけば必ず10万点に到達すると言う必勝パターンを見つけました。
それも8問目どころか上手くいけば7問目で10万点を達成する賭け方です。
どうするかというと
まず1問目はらたいらさん(オッズ2倍)にいきなり2000点賭けます。
「はらたいらさんに500点」とか、これじゃ全然点数が増えないからです。
はらたいらさんは1問目はほぼ確実に正解しますので、これで持ち点が7000点になります。
2問目は三択問題。三択問題は答えがわからなくても誰でも1/3は正解出来ます。
ここで三択の得意な竹下景子さんじゃなく、倍率の高い(7倍ぐらい)篠沢教授に4000点賭けます。
これに成功したら一気に28000点払い戻し。
そして次の問題でははらたいらさんに2万点ぐらい賭けるのです。
つまり筆記問題ははらたいらさんに、三択問題は篠沢教授に。
それも500点や1000点じゃなく、
ありったけの点数を賭けていくのです。
もちろんはらたいらさんも間違えるし、三択問題も3回のうち2回は外れます。
でも毎週このやり方でシミュレーションしてましたが、ほとんどの週で7問目ぐらいで10万点になっていました。
しかしこんな賭け方したら、巨泉さんに
「それじゃおもしろくない!8問目まではチビチビ少額で引っ張ってください!!」
て怒られそうw
大橋巨泉さん、お亡くなりになりました。
ご冥福を祈ります。