スポーツ漫画の不動の名作、あだち充の『タッチ』。誰もが知っている同作だが、2016年10月12日(水)発売の『月刊少年サンデー(ゲッサン)』で明かされた同作の名前の由来に「まじかーーー! この事実は結構ショック(笑)」「まさかそんな意味があったとは…震えたわ」とファンに衝撃が走っている。
同誌では、覆面漫画家・カメントツがあだちにインタビューしているのだが、「なんで『タッチ』で上杉達也を殺したの?」というド直球な質問から始まっている。あだちは「最初から殺すつもりだった」とこちらも直球かつ驚愕の事実をさらりと返答。
さらに「タイトルの『タッチ』は『バトンタッチ』の『タッチ』だからねぇ。」と、天地がひっくり返るような事実を明かすのだ。
ども。MK団2代目団長マタンキ角南です。
団長が初めてあだち充のマンガを読んだのはみゆきでした。
実はそれまであだち充のことをエロ漫画家だと思っていました(すんません)
いっぺんにファンになりましたね。
マンガを読んで生まれて初めて(今で言うところの)萠えを感じた作品でした。
そして次に読んだのがほぼ同時期にサンデーで連載されていたタッチ。
しかしこれがなぜか好きになれなかった。
みゆきとタッチの違いは何か?
みゆきの主人公(?)若松まさとはごくごく普通か平均より少し下ぐらいの兄なのに対し
タッチの2人の兄弟は優秀な弟とダメな兄貴(主人公)という図式です。
がちょっと読めばわかるけど、実はひたすらまじめな努力の弟と努力していない天才の兄の話なんです。
それが弟の死によって、それまで眠っていた天才が覚醒して努力を始めてスーパーサイヤ人天才になっていく話になっていくのです。
おもしろいですか?
天才が努力してさらにスーパー天才になる話が。
そう言いだすとスポ根漫画の天才型のライバルって天才のように見えて伸びシロ無しのどん詰まりで、逆に主人公こそ努力の人に見えて実は天才が努力してスーパー天才になる話がほとんどなんですけどね。
でも普通のマンガではそんな雰囲気は見せないモノなんです。
あくまでもライバルは天才で、主人公は凡人で努力の人なのです。
最後は天才相手に努力の凡人が勝つからこそ、凡人の読者が感動出来るのです。
タッチだけは最初から努力しない天才の兄という描写があって、努力を始めてからもどこか人を食った感じでどうしても好きになれませんでした。
野球をやる理由も、弟の遺志を継ぐといった自分の本意じゃねえよ、弟のためにやってるんだみたいな感じだし。
そしてその天才はそれまで野球どころかスポーツさえまともにしたことが無かったのに1年頑張ったぐらいで甲子園全国大会で優勝しちゃいます。
その後は普通の生活に戻って(たぶん)もう野球はしないっのて、なんか主人公は野球そのものを見下してる感がしてしょうがないんです。
「タッチはバトンタッチと言う意味。和也が死ぬのは最初から決まっていた」
努力型の弟は好きだった女の子にもフラれ(キス拒否される)、最終的には死んじゃうなんて。
天才(実は伸び代無し)型のライバルに、凡人(実は超天才)の主人公が勝ってしまうのはしょうがないにしても、最初から死ぬ予定だったとはあまりにもひどすぎる。
以上がどうしてもタッチが好きになれない理由です。
それでは今日はこのへんで。マタンキ
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