昭和の食物アレルギーについての理解
アレルギー、なにそれおいしいの?
ども。MK団2代目団長マタンキ角南です。
最近食材を買おうとしたら食品内容の蘭に「アレルギー=小麦、卵……」みたいな表示があります。
アレルギー……なにそれおいしいの?
団長が子どもの頃には「アレルギー」なんて言葉聞いたこと無かったです。
当時(70年代)は本当にアレルギーに対する意識や理解が低い時代でした。
食物アレルギーとか単なる好き嫌いで片付けられていました。
学校給食でも
「アレルギー?そんな物をお前は見たことがあるのか。見たことも無いくせに何を言ってるんだ!」
って先生がガチで怒って全部食べるまで放課後まで居残りさせた時代です。
今の基準で考えたら明らかに基地外教師人権侵害ですけど。
味平が魚アレルギーを克服した方法
さて70年代ジャンプで連載されていた、料理マンガのパイオニアともいうべき包丁人味平。
料理マンガと言っても現在主流のグルメ知識をひけらかすマンガと違い料理をテーマにしたバトルマンガです。
バトルマンガだけに当然必殺技が登場するのですが、水に浮かべたキュウリを包丁で切断する水面浮き島切りや、タコ糸で豚肉1頭を一瞬で解体する白糸バラシといった、本来の料理からはかけ離れた関係のない技ばかりですw
いろいろツッコミどころ満載のマンガとして有名ですがその中の1つのエピソード。
主人公の味平は、実は魚を触るだけで蕁麻疹が出る魚アレルギーという(後付け)設定。
これで料理人になろうというのだから無謀です。
しかし「アレルギーなんか気のせいだ!」とばかりに味平には内緒で魚肉ソーセージを食べさせ、魚アレルギーもとい魚嫌いを解消させるのです。
いやいやいやいやいやいや、あかんあかん絶対あかんて、これ。
アナフィラキシーショックという言葉を知ってますか?
食物アレルギーの人が誤ってアレルゲンを口にしてしまうことです。
私は蕎麦アレルギーの友人が間違ってひとかけらの蕎麦を口にしてしまい、痙攣を起こして倒れるのを見たことがあります。
そんな経験があったら絶対こんな恐ろしいこと出来ませんよ。
このマンガを真に受けてアレルギーを克服させてあげようと思って真似する人が出たらどうするんでしょうね?
一歩間違えたら本当に命に関わることです。
絶対良い子は真似しちゃダメですよ。
それでは今日はこのへんで。マタンキ。