半世紀未来を予見していたリボンの騎士
性同一性障害を抱えた王女サファイア
ども、MK団2代目団長マタンキ角南です。
手塚治虫先生の代表作、リボンの騎士は今から50年以上昔にLGBTトランスジェンダーと女系による王位継承問題を扱った作品です。
手塚治虫先生は我々の50年以上先を行ってました。さすがとしか言いようがないです。
めでたしめでたし……ん、いいのかこれ?
いやいや、さすがにこれはあきませんわ、手塚先生w
わかりやすく日本の例に置き換えると、愛子様が皇位を継承し、隣国の金王朝(ゴールドランド)の王子と結婚して日本が北朝鮮に併合されることになるという、ネトウヨじゃなくても発狂しそうな極左思想漫画です。
まあそれはさておき(さておいていいのか?)今回読み直して気になったことは、サファイアの恋のお相手となるゴールドランドのフランツ王子の人間性に関してです。
アニメでは手塚スターシステムのロックがフランツを演じていますが、漫画では別の人(名前知らない)です。
なかよしに連載されていたのでサファイアとフランツ王子の恋愛もストーリーに大きなウェイトを占めています。
人格に問題にある隣国の王子フランツ
でもこのフランツ王子、ちょっと性格に問題があるような気がします。
亜麻色の髪の乙女(実はサファイアの変装)に恋をするのですが、その一方で誤解とはいえサファイアに対して酷い態度をとります。
けっこう酷い言葉で相手を侮辱したり
証拠もないのに人を疑ったり
自分の思い通りにならないと脅迫したりと。
サファイアは、これまで自分を何度も殺そうとしてきたナイロン卿が死刑になりかけのところを助けたりしますが
一方、フランツは
結構冷たいです。
ナイロンは確かに酷いやつだけど、人として器小さすぎないか、フランツ王子。
でも亜麻色の髪の少女=サファイアとわかると急に態度を変えたりします
手のひらクルーっです(笑)
一国の王子という身分でありながら、これって人としてどうよ?って感じです。
漢と呼ぶに相応しい海賊ブラッド
フランツ王子に対して海賊ブラッドという男がいます。
海賊ですが実にいい男です。
海を漂流していたサファイアを助けるのですが、そのサファイアに一目惚れします。
超どストレートなプロポーズ!
でもサファイアはフランツのことが好きで申し出を断ってしまうのです。
ブラッドはフラれたにもかかわらず、その後何度も何度も命がけでピンチのサファイアを助けたりします。
最期は自分も毒矢でケガをしているのに1回分しかない解毒剤は自分ではなくサファイアに使ってくれといって亡くなりました。
男の中の男という言葉がぴったり。
今なら男というより漢と呼ばれることでしょう。
実はこの海賊ブラッド、先のフランツ王子の生き別れの兄だったりします。
同じ兄弟でも絶対こいつの方が男らしいぜ。
物語の最後はサファイアは性同一性障害を解消し、女の子の心だけを持つ女王となってフランツと結婚。
シルバーランドとゴールドランドは併合されて一つの国になりましたとさ。
ほんとにそれでよかったのか?シルバーランドの国民たちよ!?
なおこのリボンの騎士、公式のリメイク版がたくさん出ています。
いろいろありますがどれも原形とどめてないような……いいのかこれw
でも機会があったら読んでみよう
それでは今日はこの辺で。マタンキ