特撮

【イデ隊員追悼】兵庫県立美術館“ウルトラマン55周年 TSUBURAYA EXHIBITION 2021”に行ってきた

ども、MK団2代目団長マタンキ角南です。

兵庫県立美術館に“ウルトラマン55周年 TSUBURAYA EXHIBITION 2021”見に行ってきました。

『ウルトラマン55周年 TSUBURAYA EXHIBITION 2021』 7月13日(火)より兵庫県立美術館にて開催決定!

緊急事態宣言下なのに県跨ぎで兵庫県まで行っちゃって、神戸の人すみません💦

人がいっぱいだったらどうしようかと思ったけど、このご時世のせいなのか、あまり人はいませんでした。

会場には人間サイズのウルトラ6兄弟、巨大サイズのレッドキング、さらに超巨大なウルトラマンの空気人形、その他いろいろ

 

興味深かったのは、「かいじゅうのすみか」コーナーにあった怪獣から採取されたとされるウンコとか鼻くその展示。

ゲスラのウンコはチョコレートの香りがするので匂いを嗅ぐこともできました。

たしかにチョコレートの香りでした。食べたいとは思わないけどw

平成以降のウルトラマンも色々いましたが、正直あまり興味がないのでそこはざっと見ただけで通過したら1時間ぐらいで見終わりました。

今は庵野秀明監督のシンウルトラマンが楽しみです。

 

この3日前、イデ隊員こと二瓶正也さんの訃報を知り、どうしても追悼の意味で行ってみたくなったんです。

特撮でお笑い担当の隊員というとデブで大食い(キレンジャーかよ!)がお約束なのに、イデ隊員は科学特捜隊きっての頭脳派のインテリ。なのにコミカルなギャグメーカーという珍しい設定のキャラクターでした。

ウルトラシリーズはもちろん、特撮でこんな設定の隊員、他にいないでしょう。

子どもの頃は主人公ハヤタ隊員よりも、アラシ隊員よりも、ウルトラマンの次ぐらいにイデ隊員が好きで、イデ隊員がおもしろいことをしてくれるのを楽しみに見ていました。

でも普段は明るいお笑い担当なのに、時々落ち込んで

「ウルトラマンさえいればオレたちなんか必要ないんだ」

「いくらこんな武器を開発しても怪獣には通用しないんだ」

なんて身もふたもないことを言ってたこともありました。

この時はハヤタがカウンセリングして励まし、新兵器を完成。

えーと、この武器なんて言ったっけ?名前がわからん。

検索してわかった、スパーク8っていうのか。

「イデ隊員発明の新兵器『スパーク8』をお見舞いするぜ!」

こうしてみごと再生ドラコを倒した……

再生ドラコ

再生ドラコ

再生ドラコ

やっぱり再生怪人ならぬ 再生怪獣 しか倒せないんですね

うーーーーん、がんばれーーーーーーイデ隊員ーーーーーーーー

「ジャミラ」と聞いて身を乗り出してくるのは六十前後の方だろ…

「ウルトラマン」に退治された怪獣である。半世紀以上も昔のジャミラの悲しげな声が今でも耳に残っているという方もいるだろう
▼怪獣ではあるが元は人間。宇宙飛行士だったジャミラは事故で水のない星に着陸。過酷な環境に耐えているうちに怪獣となり、やがて地球を襲う。自分を救助することなく見捨てた人間への復讐(ふくしゅう)のためである
▼俳優の二瓶正也さんが亡くなった。八十歳。「ウルトラマン」の科学特捜隊のイデ隊員役の印象が残っている。イデ隊員はとりわけジャミラに同情し、攻撃をためらっていたっけ
▼ジャミラは科学の進歩という美名の下に捨てられた犠牲者ではないのか。その死に際してもイデ隊員はジャミラを生みだし、殺した人間側を冷ややかに見ていた
▼二瓶さん演ずるイデ隊員は明るく心やさしかった。屈強とはいえない。失敗も目立ち、ベッドから落ちて目のまわりにあざをつくるような隊員でもあった。それでいて怪獣側の事情にも理解を示し、怪獣は退治すればいいという一方的な正義に対し、時に疑問を投げかけていた
▼あのころの子どもは自分と同じようにドジで悩みもあるイデ隊員を身近に感じていたのだろう。そしていくつになってもイデ隊員を忘れない。なんだか、古くからの友達が遠くに行ってしまった気がする。

東京新聞 TOKYO Web

二瓶正也さんのご冥福を祈ります。

おすすめ人気記事

1

ジャンプで夏休みに短期連載されたトラウマ漫画 何がトラウマって絵が怖いストーリーが怖い あらすじ3行で 主人公ウシオ少年の周りで、次々と首を切られた猟奇殺人事件が起こる。 ウシオは父親の不審な行動から ...

2

連載46年、ドカベンついに完結! ぶっちゃけ最後の方はネタ切れでした ども。MK団2代目団長マタンキ角南です。 野球マンガの金字塔、ドカベンついに完結しました。 正直さみしいです。 実は結構最近まで読 ...

3

サーキットの狼のライバル、ハマの黒ヒョウ 70年代スーパーカーブームの火付け役になった少年ジャンプの人気漫画サーキットの狼。 主人公、風吹裕也とたたかう多くのライバルたちが登場しました。 そのライバル ...

4

40余年の謎、ギレンは演説で本当は何と言いたかったか? あえて言おう ギレン演説書き起こし全文 まとめサイトから簡単にコピペできるかなと思ったらそうでもなかった。 細かいところが微妙に間違っていたり、 ...

5

日本最初の超能力バトル漫画バビル二世 漫画バビル二世とは ども。MK団2代目団長マタンキ角南です。 先日バビル二世のコミックス(電子書籍)を大人買いしました。 横山光輝といえば「誰もが知ってる漫画を描 ...

6

北斗の拳強さランキングに意義あり これが世間一般の強さランキング ども、MK団2代目団長マタンキ角南です。 数あるジャンプのバトル漫画の最高峰といえば北斗の拳。 1988年の連載終了からすでに35年が ...

7

ガンダム第25話「オデッサの激戦」 2022年、ロシアがウクライナ侵攻を開始した ども、MK団2代目団長マタンキ角南です。 2月24日、ロシア軍がウクライナへ侵攻した。 ロシアは当初48時間で首都キエ ...

8

車田漫画の頂点、聖闘士星矢 聖闘士星矢はアニメ化を見据えた作品だった ども、MK団2代目団長マタンキ角南です。 ジャンプで好きだった漫画家の1人に車田正美がいます。 名前もそうですが、初期は絵柄もきれ ...

9

半世紀未来を予見していたリボンの騎士 性同一性障害を抱えた王女サファイア ども、MK団2代目団長マタンキ角南です。 手塚治虫先生の代表作、リボンの騎士は今から50年以上昔にLGBTトランスジェンダーと ...

10

ライフハックの宝庫だった包丁人味平 その1 困ったらしょう油をかける ども。MK団2代目団長マタンキ角南です。 子どもってマンガで読んだことを実際にやってみようとしますよね。 自分が主人公になりきりた ...

-特撮
-,